釈迦牟尼如来坐像

江戸時代初期の遊行僧円空の作品である。円空は若くして母を洪水で亡くし、その供養のため仏門に入り、30歳を過ぎてから布教伝道により庶民の嘆き苦しみを救おうと、辺境の地を巡ったと伝えられている。その足跡には数多くの作仏が残され、青森県内では十数体発見されている。
円空仏の特徴は、一本の素木をそのまま鉈で裁ち彫り上げ、仏像彫刻の伝統にとらわれないところにあるといわれているが、この像にも無限の生命感があり、素朴さと暖かさの中に祈りの心が秘められている。
指定物件は、円空の比較的初期の作と考えられており、宗教的信仰と慈悲の心が率直明快に表現された貴重な作品である。

概 要

円空仏の名称 釈迦如来坐像
建物名 浄土宗金台山紫雲院城 浄満寺
時 期

江戸時代前期

所在地 〒038-0059 青森県青森市油川大浜249-1
電話番号 017-788-1844
備考 市指定文化財

協 賛

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